マイ「音感」に向き合う

ことにしようかなと思ってみたり。わたしの音楽コンプレックスの源泉はおそらく音感コンプレックスにあるものと推察されます。クラシック音楽が好きになったのが二十歳くらいのときでしたので、絶対音感を獲得するには既に遅く、20代の後半ごろピアノのレッスンを受け始めたときから30代後半の職種の転職を機にピアノをやめるまでの間も、自分には音感はないものと思っておりました。

ピアノは自分のあたま(やこころ)の中に音像がなくても音が出せるという間口の広い楽器ではありますので、わたしの場合は、ハノンとかのスケール教本とか運指能力が一定レベルを超えた後にも持続したそれなりの地道な取り組みによって、ピアノ楽譜のパターンイメージと運指の運動が連携できるようにはなっていったものと思われます。

この能力もピアノをやめたことで現在はほとんど失われていたりしますので、バイオリンを始めたときのわたしの心境としては、基本的にゼロからの出発とは思っていました。(実際問題ほぼゼロかと。。ピアノはエリーゼのためにの冒頭くらいは両手で弾けますので、バイエルの最初のころくらいの課題曲はいまでも弾けるのかもしれません。)

で、ピアノの場合は調律していただいて、白鍵か黒鍵を適切なストロークで打鍵すれば、とりあえず音程は外れないという世界なわけですが、バイオリンはそうもいかないので、そうはいかないことは認識しておりましたので、始める際は超不安要素でございました。

ただ、わたしがピアノのレッスンを受けていたころとは時代が変わって、ピアノでも(バイオリンは出版数自体は絶対的にピアノに比べて少ないですが)レイトスターター向けの指南本が書店にあふれ、バイオリンでも数は少ないながらレイトスターター向けの本が出版されておりました。自分がどの程度のバイオリン演奏能力を獲得できる可能性があるのかどうかということが気になりますので、それらの本も(このあたりはちょっと職業病的な感じではありますが)せっせと読み漁っていたりしました。

最近読んだ本で印象に残ったのは

ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム 古屋晋一 (著) 春秋社

という本で、卓越した楽器演奏家の(主に身体的)能力の源泉を実証研究した近年のさまざまな成果が記載されている書籍でした。
いろいろ気になることがたくさん書かれている本ではあるのですが、そのなかでもとくに気になったのは、

第3章「音楽家の耳」という章の第2節2「よい耳の育て方」のP69の見出し「遺伝か?訓練か?」のあたりからP71の「成人後のトレーニングの秘訣」というあたりの記述です。
   

音のピッチの違いをどの程度識別できるかをプロの演奏家とアマチュアとで比較した実証結果の記載があり、アマチュアでも短期トレーニング直後ではプロと同等にまで識別能力があがったという結果があるというお話でした。

まあ、だからというわけではないのですが、成人後でも継続して訓練すると音程の認知能力になんらかの改善が期待はされるとのようですので、ダメモトでこのあたりの身体リソースも改善を図ってみようかなという気になったというのがこの記事のお題でございます。

そこで、採用したテキストが、以前からいくつかの書店や楽器屋さんの書籍コーナーにおいてあって、気になっていたこの本です。

大人のための音感トレーニング本 音楽理論で「才能」の壁を越える! (CD付き) 友寄 隆哉 (著) リットーミュージック

この本の内容が妥当なのかどうなのかはまったくわかりませんが、本のタイトル的にはわたしの改善希望領域にずばり適合しておりましたので、昨日、レッスンの後にいつもの美容院さんで髪切っていただいたあと、書店さんに立ち寄って購入いたしました。(アマゾン様ごめんなさい)
   

とりあえず読了した感想やトレーニング開始した場合の様子はまたご報告いたします。
付属のCDを拝聴した感じ、日本語発音ではないイタリア語音名(ティラソとか)での女性の歌声は聴きやすかったです。
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コメント

No title

mylifewithviolinさん、こんにちは。

ぜひ、その本の感想を聞かせていただきたいです(*^^*)

私は幼いころからヴァイオリンをやっていたのである程度の音感はあると思われますが、最近になって、自分の頭の中にある音と正しい音とのずれがときどき発生することがわかりました。

その本に効果的なトレーニング法が書いてあるといいですね!

Re: No title

momoさん、こんばんは!はい、がんばってまずは読んでみます。
アマゾンの書評もまずまずみたいなので楽しみです。付録のCDの女性ヴォーカルの歌声は心が洗われるような美しさでした。
音程の表現がポピュラー音楽っぽいので、少しコードの名前について復習しておきます。

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