一度弾けていたベートーヴェンの「エリーゼのために」を思い出していく

むかしむかしまだ青年だったわたしがピアノを習いだしていたのはうん十年前の話。子供のころは母子家庭だったこともあって、ピアノを習うなんて考えもせず望みもせず、やさしく働きものの母の手でなに不自由なくふつうに育てられておりました。そんなわたしが大学在学中にクラシック音楽にめざめ、ベートーヴェンやショスタコーヴィチの交響曲を聴きはじめたのでした。

クラシックにめざめたきっかけは書店でBGMに流れていたアルゲリッチ演奏のチャイコフスキーのピアノ協奏曲を聴いて、その煌めくような音色にとても感動したことでした。

大学を卒業して就職したあと、当時は非常に高額だった電子ピアノ(ローランド製)をローンで購入しておりましたが、ピアノが弾けるようになるとは思っておりませんでした。このころは習うという発想はなく、電子ピアノを買ったはよかったのですが、自力で弾けるようにはならず、ピアノ曲は聴く一方という感じです。

ピアノを習いだしたのは結婚してからで、ながらく持っているだけに近かったローランドの電子ピアノで弾き始めていたのですが、いざ習い始めるとなると、このころの電子ピアノではものたりなくなって、妻のご了解をいただいて中古のヤマハのアップライトピアノを買ったのでした。

ベートーヴェンやモーツァルトのピアノのソナタは聴くのは大好きでしたが、弾けるようになるとは思っていなくて、子供の経験がないわたしはオトナからはじめるピアノは好きな曲のメロディが弾けるようになれればいいやという発想で、最初に習いはじめたときはポピュラーコースでお願いしていました。

最初のレッスンでは両手が同時にはまったく動かず固まっていたことはいまでも覚えています。それから2年くらいポピュラーコースで習い続け、両手もそれなりに動くようになってきたので、子供と同じクラシックコースで習い直しを始めたのでした。(つづく)

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