「声がよくなる本」というおよそ40年間再販されている本

「声の科学: 歌う医師があなたの声をデザインする」という本を買って読んでから、おなじく8月ごろに読んだ本がこちらでした。「声がよくなる本―1日5分で歌と声に自信がつく! “ヴォイス博士”の方法 」

この本の著者も耳鼻咽喉科を専門とするお医者さんで、東大医学部で耳鼻咽喉科のほかに音声言語医学という科目も専攻された方のようです。


この主婦と生活社の文庫本での初版は1997年3月となっていて、まもなく20年ともなろうとするものですが、原著の初版は同じ出版社の「21世紀ブックス」というシリーズ発刊で1977年の発行。

実に40年近く再販され続けてきた名著のようなもののようです。

さすがに今日的な感覚では古臭く感じる表現の部分もありますが、たいへん興味深く拝読させていただきました。
   

「声の科学: 歌う医師があなたの声をデザインする」の方と非常に実証的で声帯の写真や各種測定機器の測定結果のスクリーンショットやグラフが満載されているのに対して、こちらはエッセイ風に書かれていますので、読み通しやすいです。

その中で気になったのが、あまり主要な主題ではないのですが、79ページの「老人になるとまた声変わり」というチャプター。

たしかにカラオケ喫茶とか私よりさらに上の年代が集う環境に身をおいてお客様の歌声を拝聴しておりますと、加齢された女性の場合はかなり歌声が低くなってしまって女性の楽曲でもキーを少し上げて1オクターブ下げて歌われているということが散見されます。この点個人差があって、そのまま高い声で歌えている方もいらっしゃるので、不思議といいいますか、ひとの声はやっぱり神秘だなと思います。

男性の場合は加齢すると少し声が高くなるらしいのですが、わたしの場合は気を付けていないとテノールタイプの声域が維持できなくなって、女性と同じように声が低くなっていってしまうのだということを予感いたしました。

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